研究助成審査結果
個人・団体研究助成の審査結果を公表します。
2024年度研究助成審査結果
〇個人研究助成受託者のみなさん(応募総数38名)
1 波塚 奈穂さん
(東京大学 大学院総合文化研究科博士後期課程)
「パナマ先住民女性の社会的・政治的地位向上の要因
――オマール・トリホス政権下の教育改革に着目して――」
2 石幡 祐輔さん
(デューク大学 経済学部博士課程)
「ジェンダー先進国における出生率低下の要因に関する経済学的分析
:婚姻形態と女性の教育・就労を取り巻く状況の変化に着目して」
3 余 楽さん
(お茶の水女子大学 人間文化科学研究科ジェンダー学際専攻D2)
「現代中国における農民工子ども世代の移動と定住のジェンダー分析
――〈長女〉の経験を事例に――」
4 坂田 舜さん
(九州大学 人文科学府イスラム文明史学専修博士後期課程)
「「トルコの女性」をめぐる言説研究:東部・南東部に着目して」
〇団体研究助成受託者のみなさん(応募総数4団体)
1 加納実紀代研究会
「加納実紀代資料室「サゴリ」を起点としたインターナショナルな場としての「広島」の創出
――加納資料の利活用を通した研究ネットワークの構築――」
2 「越境とナショナリズムの再考」研究会
「越境する記憶の中の<語る女性>と<語られる女性>に関する共同研究
――東アジア近現代文学作品における女性のナショナリズムの内面化――」
2023年度研究助成審査結果
〇個人研究助成受託者のみなさん(応募総数38名)
1 小林 亜伽里さん
(慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程一年)
「西洋文学史上最初の女性の職業作家、クリスティーヌ・ド・ピザンの著作『運命の変転の書』(仏・1403年)におけるトラン
スジェンダー的著者性の分析」
2 塩田 潤さん
(神戸大学大学院国際協力研究科・部局研究員)
「アイスランドにおける1990年代の育児休業論争についての研究―女性同盟の政治戦略に着目して―」
3 松本 祐生子さん
(早稲田大学ロシア東欧研究所招聘研究員)
「ロシア=ウクライナ戦争とフェミニスト運動」
4 牧野 良成さん
(大阪大学大学院文学研究科博士後期課程)
「1980年代の女たちの三里塚闘争
現地女性と支援女性の間の交流および共同行動はいかに展開されたか」
5 中原 理沙さん
(アイオワ大学教育学研究科博士課程)
「米国の人種的マイノリティ女性と科学教育:1930-1940年代のスペルマン・カレッジに焦点を当てて」
〇団体研究助成受託者のみなさん(応募総数5団体)
1 「越境とナショナリズムの再考」研究会
「越境する記憶の中の<語る女性>と<語られる女性>に関する共同研究―東アジア近現代文学作品における女性のナショナリズ
ムの内面化―」
2 学術環境研究会
「キャンパス・セクハラ法整備に向けての問題分析:法・政治理論枠組みの構築に向けて」
2022年度研究助成審査結果
〇個人研究助成受託者のみなさん(応募総数32名)
1 武内 今日子 さん
(東京大学大学院人文社会系研究科博士後期課程)
「2000年代日本におけるXジェンダー/ノンバイナリー概念の受容史」
2 重松 美有紀 さん(淑徳巣鴨高等学校非常勤講師)
「19世紀半ばのフランス公教育における知とジェンダーの関係の再検討――ジョゼフィーヌ・バシュルリーの教育思想と実践を中心に
――」
3 石黑 安里 さん
(同志社大学アメリカ研究所専任研究員・助教(有期))
「ユダヤ教とLGBTQ:現代アメリカ社会における挑戦」
4 齋藤 葵 さん
(ノースウエスタン大学歴史学部後期博士課程)
「1920年代から1960年代の遊郭、赤線、また歓楽街の女性から見る日本の福祉についての研究」
〇団体研究助成受託者のみなさん(応募総数3団体)
1 女子教育研究会
「ジェンダーをはじめとする阻害要因を、学校内、家庭内、社会を問わず研究する。女子教育の現場にある者が日常の指導に活か
すことが出来る知見を学ぶ。」
2 学術環境研究会
「キャンパス・セクハラ法整備に向けての問題分析:法・政治理論枠組みの構築に向けて」
3「労働と再生産の再考」研究会
「社会的・空間的〈周縁〉に関するジェンダー・ポリティクスの共同研究 ―労働と再生産をめぐる表象分析とケア理論の検討を
通して―」
2021年度研究助成審査結果
〇個人研究助成受託者のみなさん(応募総数35名)
1 山田 安珠 さん
(東京大学大学院総合文化研究科/テュービンゲン大学社会経済学部政治学科後期博士課程)
「地域レベルの家族政策実施をめぐる過程追跡 : 2000年代ドイツの 保育施設利用状況に注目して」
2 平安名 萌恵 さん
(立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程大学院生)
「沖縄のシングルマザーの自立と主体性の問い直し――生活史・参与観察調査から」
3 陳 璟 さん
(筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術専攻博士後期課程)
「近代日本画塾からみる女子美術教育と女性画家の進出と絵画表現 ―東京の画塾を中心に―」
4 奥山 裕介 さん
(大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学)
「異性愛主義の敵としての「センチメンタル」な修辞 ―近代デンマーク文学における反形象的表現をめぐる言説分析」
〇団体研究助成受託者のみなさん(応募総数6団体)
1 にじいろ保育の会
(決定通知後、都合により辞退されました。)
2 「労働と再生産の再考」研究会
「社会的・空間的〈周縁〉に関するジェンダー・ポリティクスの共同研究 ―労働と再生産をめぐる表象分析とケア理論の検討を
通して―」
2020年度研究助成審査結果
〇個人研究助成受託者のみなさん(応募総数41名)
1 田中 美彩都 さん
「19世紀末から20世紀初頭の朝鮮における家父長制をめぐる実態分析」
2 大畑 凜 さん
「森崎和江の女性運動論 ―1960年前後筑豊における炭坑労働運動と女性の位置―」
3 福永 玄弥 さん
「植民地権力とセクシュアリティの近代 ―日本植民統治期の朝鮮と台湾における
「同性愛者」の誕生と病理化―」
4 三重野 雄太郎 さん
「内密出産制度の法的整備に関する研究 ―ドイツの状況を参考に―」
〇団体研究助成受託者のみなさん(応募総数2団体)
1 沖縄女性研究者の会
「日本国の女性研究者支援事業並びに女性研究者の能力開発、活用政策後の若手研究者の意識、実態の変容調査」
2 アジアの女たちの会・記録する会
「「アジアの女たちの会」活動記録の整理・保存と日本のフェミニズム・社会運動史におけるジェンダー・アジアの交錯」
*これまでの審査結果はこちらに